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内閣官房副長官とは:官房副長官の仕事内容や年収、首相になった人物など

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手を取り合う政治家たち まとめ
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ニュースなどでときどき目にする「内閣官房副長官」。いったい何をする仕事なのか、内閣のなかでどれだけ重要な役割を担っているのでしょうか。

実は内閣総理大臣に出世していった人も5人いるくらい、重要な役割を担っています。

そこで、内閣官房副長官の仕事内容や年収などをまとめてみました。

※関連記事:首相の補佐官と秘書官の違い:補佐官と秘書官の役割と重要性、選ばれ方を解説

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内閣官房副長官とは

内閣官房副長官とは、内閣官房長官の下で内閣官房の仕事を行う国家公務員です。総理大臣に近い存在であり、政務の実務にたずさわります。

1945年にGHQ主導で置かれた役職で、当初は定員1名でした。1947年に定員2名となり、1998年からは現在のような3名になりました。

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内閣を下支えする重要な役職

内閣官房副長官は縁の下の力持ちとして、政務、事務の両面で内閣総理大臣を支えています。

総理大臣と官房長官が官邸不在時には、臨時に代理することもあります。

平常時だけでなく、臨時にも重要な役割を果たすため、官房副長官のなかには寝床にスーツを置き、いつでも記者会見などに対応できるように準備していた人もいました。

政務担当2名と事務担当1名が慣習

内閣官房副長官は政務担当と事務担当に分かれています。定員が法令で決められているわけではありませんが、以下のような任命が慣習化されています。

  • 政務担当:定員2名で政治家が任命される。衆議院から1名、参議院から1名。
  • 事務担当:定員1名で官僚が任命される。

政務担当は若手政治家が担当する

政務担当2名は、将来の首相候補として期待されている若手政治家が任命されることが多いです。

かつては、三木内閣(1974~1976年)で若き日の海部俊樹元首相が務め、55年体制終結後最初の内閣である細川内閣(1993~1994年)では後に総理大臣になった鳩山由紀夫元首相が務めています。

内閣官房副長官から首相になった政治家

内閣官房副長官から首相になった政治家は5人います。以下、その一覧です。

  • 竹下登氏
  • 海部俊樹氏
  • 森喜朗氏
  • 鳩山由紀夫氏
  • 安倍晋三氏

※関連記事:大臣の格付けランキング:どの省庁の大臣が内閣総理大臣に出世していったかを紹介

事務担当は練達の官僚が担当する

内閣官房副長官の事務担当は、複数の省庁間のやり取りを調整します。自身の所属する省庁内の意見調整だけでなくほかの省庁との調整もするため責任範囲が広く、官僚機構のトップに位置付けられています。

政治家ではないため内閣が交代しても政治的な影響は少なく、複数の内閣で官房副長官を務めた人もいました。例えば杉田和博氏は安倍内閣、菅内閣で内閣官房副長官を務め、在任日数は3205日にもなりました。

内閣官房副長官の設置来歴

内閣官房副長官が設置されたのは戦後すぐのことでした。その前身からの来歴を紹介します。

内閣官房副長官の前身は内閣副書記官長で、内閣官房次長に改称され、1949年から現在の内閣官房副長官という呼称に変わっています。定員は当初1名でしたが、事務トップとして業務が多岐にわたるため、現在では3名になっています。

内閣官房副長官の年収

内閣官房副長官の年収は約2800万円です。内閣官房副長官は国家公務員にあたるため、その給与は特別職の職員の給与に関する法律で定められています。

この金額は副大臣と同額で、国務大臣より約120万円低い金額です。

まとめ

内閣官房副長官の仕事内容や年収を紹介しました。

内閣官房副長官は内閣官房長官の下で政務と事務の両面で首相をささえる国家公務員です。定員3名で、政務を若手政治家が担当し、事務を官僚トップが担当します。

官房副長官を務めた政治家のうち5人はその後内閣総理大臣になっており、出世の登竜門とも言えます。

年収は令和5年度時点で約2800万円です。

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